たくみの日本縦断 part1

今までは「◯日目」だったが、ここからは走行距離が長く日割りできない場合が出てくるから「part◯」に変更する。

そんなわけで13日の14時くらいに本土最南端に到着してようやく日本縦断スタート。同時に南から近づいて来ている超大型台風との追いかけっこもスタート。なんならもう強風域に入ってる。走り終えてみて、こいつさえなければ…って思う。

ここから15kmほど先のスーパーまで補給がなく獲得標高も300m以上あるとのことで頑張る。気温が27度と夏にしては低めだったからそこまで辛くなかったけど、これを炎天下の中フル装備で登ってる他の縦断勢は凄いなと尊敬した。

そのスーパーに着き、補給していると買い物しにきた夫婦が話しかけて応援してくれた。そしてまた走り始めると先ほどの夫婦が乗った車が。「頑張って!これ受け取って!」と言われ、なんと2千円も貰った。ときおり、通り過ぎていく車の中から子どもが手を振ってくれるのが凄く染みる。

スタートから60km、鹿屋に到着。昼に弁当を買ったイオンに立ち寄って補給をする。この時点でもうすでに周りは暗くなり始めていた。長い長い夜パートが始まろうとしていた…

鹿屋から30km、鹿児島では最後に立ち寄る町になるであろう志布志。ただ志布志って言いたいだけだろうって感じの有名な看板をパシャリ。天気予報ではまだ雨は降らないとのことだったが雨が降り始めてきたので雨宿りも兼ねて少し休憩。目的地である延岡まであと200km、この嵐の中進まなきゃいけないことを考えると絶望感が生まれてくる。

ただ、進まないと台風の暴風域に食われてしまい、立ち往生してしまうので、1kmでもいいから前進する。ただ、平坦でいくら頑張っても25km/hは出ない。踏んでも脚を消費するだけなので、ケイデンス重視で軽めのギアで対応するもスピードが出ないことに対してストレスが溜まっていく。

鹿児島県を抜け、宮崎県に入る。串間市から北上するルートを通るのだが、北から常に10m以上の強い向かい風が吹きつける。ついでに睡眠不足。この状況が今後の行程で好転する見込みもなくどちらかといえば悪化していくだろう。

そんなこともあって精神的に参りかけてたところでとりあえず夜ご飯。

ご飯を食べたら少し前向きな気持ちに変わった。空腹は精神衛生上よくないって改めて学んだ。

そして、ここから100kmほどで宮崎市に到着。途中海沿いの国道か、山越えの県道を走るかで迷ったけど、山越えで補給できるコンビニがなかった場合詰むと考えて、海沿いの国道を走った。電光掲示板に「ただいま国道220号線、通行可」と書いてあったので行政を信じて進む。

結局、どうにかして朝5時には宮崎市に着いたのだが、あまり途中の記憶がないので割愛。

宮崎市に着いて気温は24度。雨でゴアが濡れ、冷たい風で体が冷える。お風呂に入りたかったが、こんな朝早くからやってるところはなかった。

仕方ないからコインランドリーでゴア類を乾燥機にかける。待っている間にコインランドリーにいたおじさんと話した。人と話すと少しではあるが元気になった。延岡までは多少のアップダウンはあるが平坦基調と聞いたのもあったが。

再び走り出すも嵐で10kmも進まないうちにずぶ濡れ状態に。らちがあかないので耐えて進む。

進んでて思ったのだが、平坦だろうと登りだろうと結局10m以上の向かい風が常に吹いている以上、勾配なんて大した話じゃないなと。そこそこの下り坂を惰性で降りようとした時に風で自転車が止まってしまったときは本気で風に殺意を抱いた。

延岡まであと10kmのところで、ホテルのチェックイン時間の関係というのと台風で翌日と翌々日は休業日らしいので、1年半ぶりのチキン南蛮のお店へ。美味しかったのだが、疲れからか少しだけしんどかった。

そして、やっとの事で延岡に到着。スタートから25時間、282kmだった。

翌日、15日は台風が近づくためホテルにステイしてやり過ごす。

part1 完


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