2:00青森発のフェリーに乗り、6:00に函館港に到着。
ついにファイナルステージ、北海道に進出した。
朝のうちは晴れ予報なので、まずは、ランドリーを回しに行く。その間に朝ごはん。ランドリーの近くにあったパン屋でモーニングを頼む。
これで380円。振り返ってみれば、この後に待ち受ける試練を感じさせないいい朝ご飯だった。
ランドリーを回し終え、函館観光ということで函館駅の方向へと向かう。
駅に向かうと「函館朝市」という看板が見えたので、そういえばそんなのあったなと思い、行ってみることに。一通り見て回って行ったのは500円海鮮丼。2度目の朝食である。
その後、ざっと赤煉瓦のところを見回って写真を撮って函館を後にした。100万ドルの夜景はまた今度来た時にでも。
北海道のスケールをよく知らない人の中には函館ー札幌が浜松ー静岡ぐらいの距離感だと思っている人もいると思う。
ここで声を大にして言いたい。北海道はあなたが思うより大きいです、と。
知っているけど、こう看板で距離書かれると足が重くなってくる。とりあえず100km先の長万部まで行かないと話にならんなと思って先に進む。
函館の観光が駆け足だったのは単に目標が240km先の小樽ということもあるが、1番函館から遠い、函館名物のハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」に開店凸を決めたかったからである。函館から30kmくらいあったが1時間ちょっとで走り、開店とほぼ同時に着くことができた。
しかし、店内にはそこそこの列。20分くらい待ち出てきた「チャイニーズチキンバーガー」は美味しかった。試しに頼んでみたエナジードリンクは、レ◯ドブルとほぼ変わらない味だった。
外に出ると雨がパラついている。ここから220kmは雨か…。まぁ小雨ならなんとかなるかと思い走っていく。ここから50kmは小雨ではあるが追い風。35km/h巡航をして秒で八雲まで着く。
ただここからが地獄。追い風が横風に変わり向かい風になる。そのくせ雨足も強くなってくる。雨宿りをしようと思っても右側には海、左側には平原。屋根みたいなものは周りに存在しない区間を15kmくらい空にブチギレながら進む。
体が冷えてそろそろ限界かなってところで前方に屋根（建物）が見えた。なんかお店っぽかったので入ってみると工場直売所らしく。暖かいお茶やコーヒーが試飲でいくらでも飲める…
試食もしまくったので、このまま出ていくのも申し訳なくお菓子を買わせてもらった。（このお菓子が甘すぎて食べるのに困ったのはまた別の話…）
ここから北海道の細くなってるとこ（似てるけど100万ドルの夜景の細くなってるとこではない）を渡っていく行程だったが、この雨と風で心が折れる気がしたので長万部ステイを決断。民宿に泊まらせてほしいと連絡をした。
宿主はまだ八雲にいるらしいから先に部屋入っててーとのことで宿の中に入る。すると猫がお出迎え。
部屋まで行くと、ストーブが。まだ8月だが、冷え切っていたので涙が出そうになるくらいストーブに感動してしまう。
十分暖まってきてちょっと昼寝をすると強くなるはずの雨が小康状態に。せっかくだし何か食べに行くかと思って、評価の高かったアウトドア系の食事を出してくれるお店に行ってみた。
それでこれが美味しいと評判のチキンカレー（無水カレー）。ルーの中に細かいチキン沢山入っていて、ルーがかなりボリューミー。ライスも沢山あってかなり満足できた。
お店の雰囲気も凄い良かったので、是非また来たいと思った。また来ることがあるのかよく分からないけど…
走行距離は110kmほどと少なかったがイベントは沢山あったのでなんだか濃い1日だった。明日こそは晴れますように
part11 完
