たくみの日本縦断 part14(最終part)

ついに…ついに…長かった日本縦断も今日で終わり!最終partです。

ゴールの宗谷岬から100km手前の天塩スタート。だが、天気予報は昼から雨の予報。とりあえず宗谷岬まで降られないで着きたいので朝6時にスタートをする。

この日は昨日から一緒のりょうだいに加えてゆりこちゃんも一緒に走る。

昨日からのオロロンラインとは異なりこの日は追い風。低気圧の中心が北にあってさらに北上しようとしているからそりゃそうか…

気持ちいいわー、とか言いながら女子がいるにもかかわらず30km/h巡行で流す。内心ちぎれないか心配だったけど意外と余裕そうだった。強くなっておる…

途中、オロロン名物の風車が並んでるとこでフォトセッション。ここまではいつも1台だけで正直チャリの写真を撮るのに飽きてきたころだったから複数台並べて撮るのは新鮮でいい感じ。

この写真からも分かるけど、天気が紙一重で持ってくれている感じ。とりあえず降ってないので先に進む。

海側はこんな感じで稲妻が落ちるのが見える。光と音の差からするに1.5km以内に落ちているものもいくつかある。だけどオロロンラインのこの区間にはマジで建物がない。落ちるとしたら俺らに落ちることになるからとりあえず進んで建物の下に入りたい。

マップで調べると、次の建物まであと7.2km。時速30km/hでずっと回したとしてもあと15分。(ちょっとだけ降るの待ってくれ…)と天に祈りつつ仲間を励ましながら急ぐ。

やっとのことで休憩所「こうぼねの家」に到着する。着いて数十秒しないうちに雨が降り出す。映画並みのタイミングで鳥肌が立った…

2時間ほど雨をやり過ごし、稚内に向け出発。

縦断最後と思われる坂を登り、稚内へ。

時間もお昼になっていたので稚内にある最北端のマックへ。最北端で”奴”が待ちぼうけてそうなので向かう

さーっと30kmほと流して宗谷岬に到着。

やっとレーパンを履き、1日10時間クランクをぶん回し続け、200km走る生活が終わる…

というのと同時に終わっちゃったんだな…って思いも。

鹿児島からちょっと遠回りをして3300kmの道のりで、17日と22時間という時間をかけて北海道の先っぽまで人力でやってきた。自分の漕いできた軌跡を見るといろいろ思うところがある。

宗谷岬に着いて、一通り記念撮影をした後、雨をやり過ごしてから待ちぼうけを食らわせていたアルトおすすめの宗谷丘陵に行く。

想像以上に壮大な景色で「北海道に来てよかった」って改めて思った。ここまで1人で見ていたような景色を4人で見ているからというのもある気がした。

せっかく4人も集まったのだしプチ打ち上げをしようということで、稚内でジンギスカンの食べられるお店へ。北海道でジンギスカンを食べることなく帰りそうだったのでここで食べられて本当に良かった。ついでに鹿肉も食べた。

といった感じでこの日は終わり

part14

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[まとめ]

飛行機のチケットの都合で8/13出発、9/1帰還というのは決まっていたからその中でのスケジュールだった。

タイムアタックっぽい走り方をしていたかもしれないが、あくまでもメインは観光。走っているとついつい目的地まで早く着きたい感情が芽生えてしまうが、観光第一と自分に言い聞かせる場面もいくらかあった。

個人的に1番辛かったパートはやはりpart1の佐多岬→延岡の284km。ただ、この辛かった記憶が自分の精神的支柱になってた。山形、秋田あたりからの膝の痛み、長万部付近での天候不順も冷静に対処できたのはこの経験が大きかったと思う。

佐賀→松江の550kmが今回の最長ライドだった(人生の中では3番目の長さ)。これはほぼ東京–大阪キャノンボールと変わらない。これを観光、仮眠込みで35時間で走れたのも自信になった。

ただの持論だけど、かなりしんどい試練を乗り越えられればその度にメンタルが強くなって、それ以下のチャレンジなら完遂できるという自信になると思ってる。そういう意味で今回の縦断で自分が成長できたなって思う。

こういう何かにチャレンジして達成して乗り越えていくってのは勲章が増えていくような気がして好きなので今後も無理のない範囲で頑張っていきたいなって思った


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