第一回フェスランCS

突如戦いの火蓋は切って落とされた。第一回フェスランCS開幕である。

そもそもCSとは何なのか。CSとは(ChampionShip)の略称の事である。早い話、今から一番強いやつを決める。のである。

今回の参加者はこちらの4人。


さとる。前ラン出発前にデッキを組んでくる予定だったにも関わらず初日に寝落ちのためデッキを道中で組んだ男。罠を駆使しつつドラゴンでビートダウンするドラゴンビートを使う。

そう。デッキパーツを友達から出発前に受け取ったが、その中身がきちんと揃っていなかった説が浮上している。カードパワーが高すぎるカードはないので受容。恐竜デッキのパワーで粉砕する。

ゆうちゃん。本来は恐竜より壊獣の方が好きで使いたかったのだが、今回のリミットレギュレーション規定から外れてしまうため泣く泣く恐竜を手に取る。初日で東さんから貰ったパックからゆきうさぎを引き当てる引きの強さを持つ。羨ましい。そうと同じく恐竜デッキで戦う。


僕。フェスランCS主催者。この業界からはほとんど手を引いていたが、思ったよりこのランにやる気のある人間が集まったため、復帰。今沸々とモチベーションが上がってきている。リンク召喚ビートを使う。

一回戦 ゆうちゃんVSさとる

初めは静かな立ち上がりだった。さとるが先行を取り、竜の渓谷でドラゴンを墓地に送りつつ、カードを3枚セット。長いゲームになる予感がした。後攻のゆうちゃんは実際攻めあぐねていた。オヴィラプターを召喚し、コンスタントに流れを作ろうとするが、さとるの伏せカードはそれを許さない。オヴィラプターの攻撃を丁寧にいなしていく。ゆうちゃんはそのままカードを伏せターン終了。そのままさとるのペースかと思われたが、やはりデッキ構築が甘かった。流れを決定づけるカードを引けずそのままゲームは膠着。次にゲームを動かすのはどちらだろうか。

さとるだった。モンスターの伏せを丁寧に増やし、神獣王バルバロスを出し、ゲームを決めにかかった。しかし、ここでゆうちゃんの手札からは無情にもゆきうさぎ。バルバロスは破壊されてしまった。

そしてゲームは終焉へと向かう。バルバロスのムーヴを決めるべく、モンスターを守っていたさとるの罠が尽きてきた。ゆうちゃんがゲームを決めるべく出したに究極伝導恐獣に対し、さとるはブレイクスルースキルで防ぐ。しかし、手札からは無情にも2枚目の究極伝導恐獣。これには万策尽き、さとるのライフはゼロになってしまった。

ゆうちゃん○VSさとる×

一回戦 僕VSそう

そうの先行からゲームは始まる。ロストワールドからメガロスマッシャーxを召喚し、丁寧に盤面を構築するそう。それに対し僕は展開したカードを精神操作で奪い展開に搦めとる。FWDを繰り出しテンポをとりかけていたところ、そうがゲームを決めにかかった。驚異の究極伝導恐獣3枚展開である。しかし、リンクモンスターは裏側にならないのでここを耐え凌ぐ。返しのターン僕はヴァレルロードドラゴンを召喚。奇跡の残照を絡め一気に究極伝導恐獣三枚を返す。それに対しそうはオヴィラプターで究極伝導恐獣を再度出すもトップで引いた精神操作で究極伝導恐獣のコントロールを奪いリンク召喚で勝利。

一回戦 そう×VS僕○

3位決定戦 さとるVSそう

こちらも一回戦と似たような流れになるかと思われたが少し毛色が違う。先ほどと違ってさとるがドラゴンで押す形となった。究極伝導恐獣をフェルグラントで除外し次々にビートダウンしていく。それに対しそうは恐竜の高いカードパワーで戦うが勢いは止まらない。さとるのトップ、死者蘇生により勝負は決したかに思われた。が、違った。そうの伏せカードは、ダストフォース。決まりかけたゲームを再びイーブンに戻した。そこからはお互いデッキトップに祈りを続ける戦い。先に祈りが届いたのは…そうだった。再度究極伝導恐獣を繰り出し、ゲームを決めた。

3位決定戦 さとる×VSそう○

決勝戦 僕VSゆうちゃん

運命の決勝戦。勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか。ゆうちゃんの先行。手札事故を起こし大きな動きを見せずターン終了。ここを逃したくない僕はコラプワイバーのコンボをベースに丁寧にライフアドを稼いでいく。ロストワールドを張られ盤面を返されそうになるが、サイバネットバックドアを使いアド差を離させない。このまま勝負を決めにかかりたい。しかし、簡単には決めさせてくれない。昇天の剛角笛で決め手になるリンク召喚をさせてくれず、もどかしいターンが続いた。ここでとうとう、ゲームを大きく変える存在、究極伝導恐獣が着地してしまう。しかし、ここまでに稼いだアドバンテージ差は大きかった。最低限のアド損に食い止め、返しのターンにヴァレルロードドラゴンが着陸。

コントロールを奪って勝負を決めた。

僕○VSゆうちゃん×

晴れて、第一回フェスランCS優勝者は、僕が勝ち取ることとなった。

今回の感想としてデッキトップ、伏せカードによる逆転に続く逆転。見ている側も楽しめる熱い展開が非常に多く、楽しめた。自分のデッキを信じること、これがデュエルにおいて一番大事なことなのではないか。
編集 そのい


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