浜松餃子400 2019

もはや年中行事になろうといている浜松400の季節が今年もやってきた…

今年の企画を任せれた自分は春ツアーが終わり淡々と準備を進めていたが、開催一週間前になり、新潟で降雪、積雪の可能性が高まってきた。

~2日前~

天気が好転してくれることを願いをながら、服などの荷物を発送しなきゃならない日になった

結局、目的地の天気は一週間前の予報のままだったので中止か代替案を探すことに。

ここで元部長が

餃子つながりで宇都宮にすれば?

と軽く提案したところ、この案がすんなりと通ってしまった。

この瞬間「浜松餃子400」が誕生した


なんやかんや事前の準備を済ませ、そして開催当日…

今回の参加者(左からアルト、エルモ、ならさん、たくみ、ニシケン)5名が浜キャン正門に集合。succ浜松餃子400 in2019_190405_0122

7:37、浜キャン正門出発!みんな元気そうだなぁ

今回のランでは約50kmおき、7つの休憩ポイントを設定。

それぞれのポイントを「PC(Point of Control)〇(←数字)」と呼ぶ

この日の東海道はいつも通りの西風、めちゃくちゃ追い風。

金谷峠も難なくクリアし

10:05  PC1 藤枝(55km地点)に到着。

ここではみんなまだ全然余裕そうなのですぐに再スタート

軽く静岡を通過し

清水から山梨県へ北上する道へ入ったところ

思いがけない激坂の連続でニシケンがハンガーノックに

一時休憩の間に申し訳程度の花見成分を回収

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13:00 PC2 清水(109km地点)

ここで昼食

その後もアップダウンが続き疲れの色が出てきたところでアルトがパンク。

すぐにコンビニで修理。

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このときはまさかパンクで苦しめられるとは誰も思ってなかったんだ…

日も傾き始めて…

 

 

16:20 PC4 富士川(164km地点)

ここら辺からちょっと辛くね?的な空気が流れだす。

「ここから川沿いだから」という謎理論に満ちた励ましをし次のPCを目指す。

しかし、基本向かい風基調

まぁ川上ってるから当たり前なんだけど笑

今思えばここから人の心を捨てていたような気がする…

千切れて追いつきを繰り返しながら…

 

 

18:25 PC4 塩山(200km地点)

スタートから11時間で折り返し、1時間の貯金をGET

ヘッドライトを装備し、長い長い夜間パートへ

ここら辺で疲れの色が…

しかしここから16km/獲得1050m、平均勾配6.6%の激坂アタックの上、50kmほど電車の通らない区間を通るために途中リタイヤができないこのラン最大の壁へ

あとから聞いたらリタイヤするか本気で悩んだ人もいたとかだったけど5人全員でアタック決行!

甲府市街の夜景を望みながら順調に登ってくッ(きま●れクック風)

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登っていくと先の高ーいところに街灯があって、そこに辿り着くとまた高ーいところに…のループが続き、それとともにどんどん気温が落ちていき…

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登ってるからあんま寒さとか感じないけど温度を見て驚愕

1時間半かけて柳沢峠の頂上に到達!

標高1467m、気温-8℃

昼間の最高気温が21℃とかであったことを考えると寒暖差30℃…

 

自販機で水を買ったらちゃんと水が出てきたから自販機の中のほうがあったかい説。

 

 

 

そして氷点下の中ダウンヒルを…している途中で…

パンク&パンク…(たくみ1回目、アルト2回目)

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チューブレスタイヤをパンクさせるわ

カーブ曲がった直後のトンネルに落石転がってるトラップに引っかかっていくわ

この修理のためにペースが大幅ダウン。

ここで人のこころを失いつつあった僕がダウンヒルで引き回していく

山中、大音量でラジオを流しているゴミ屋敷が突如現れたりして怖い怖いになりながら…

23:40 PC5 奥多摩(262km地点)

引き回しのおかげか、ペースも回復、風よけのおかげでみんなも元気に

ここからの区間、みんなが覚醒し始めほぼ30km以上のペースで走行

途中、飯能駅付近で迷子になるがすぐ復帰(内心めちゃくちゃ焦った…)

2:15 PC6 吉見町(埼玉県)(314km)

(セブンイレブン 吉見東町店)

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外で寒いなーと思いながら補給を取っていたところ、お店の方が中に椅子を用意してくれました…

考えてみれば今までのすべてのコンビニにイートインがなかったから、ここまでサドル以外の椅子に座っていない状態だった

人の温かさに触れました。本当にありがとうございました。

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お店のご厚意によって暖まる体、落ちるペース…

そしてアルトがこのラン4度目のパンク、というよりタイヤ自体に穴が開いていたそう。

そこでガムテープでタイヤを塞ぐ応急措置が行われた。

ここでみんなの手持ちのチューブをほとんど使い果たしてしまったため、次パンクしたらアウトという追い詰められた状況に。

寒さと眠気と疲れで落ちるペース

ここで僕はさらに人のこころを失っていく…

後ろからの殺意を感じつつ、無心で前を引っ張り続けます。千切れるギリギリの速度で…

そして最終PC

 

 

5:35 PC7 栃木、箱森(368km地点)

 

あと1時間40分で30kmだったので大体1時間で18kmのペースで進まなきゃならない計算

引き続き、時計と後ろを見ながらちょっと千切れるくらいのペースで引っ張る。

普段のポタが一時間に15km進めばいいほうなので結構ギリギリ。

間に合うか分からないけど引っ張っていく…

 

 

そして…!

7:33 GOAL 宇都宮駅(399km地点)

実にスタートから23時間56分後のこと

ギリッギリで24時間以内で達成!

スタートの写真と比べるとみんな疲労が…笑


そしてしっかり宇都宮餃子を回収。

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電車で浜松に戻り、浜松餃子も回収

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どっちがおいしいかって感想を出したかったけど、腹減りすぎて何食べてもおいしいと感じてしまうのと、ウイダーの取りすぎで味覚がおかしくなってたからよくわからなかったのが正直なところ…


企画から走行までやってみて、まだまだ足りないところはあるとは言え、強度、ドラマ、達成感的には有り余るほど満足感の高い企画だったかなって感想

今回400kmを初めて走る人が2人いたが、その人たちも含め全員で完走できて本当に良かった…

参加してくれたみんなには感謝の言葉しかないです…!

今はしんどい思い出が残ってるからしばらくはやりたくないけど、いつかまた新潟に行けなくなったときの代替案として、あるいは独立した企画として続いていけばいいな~って思ったり…

今度こそは海水を新潟に届けたいかな…

[走行memo]

走行距離 399km

獲得標高 3508m

所要時間 23:56

走行時間 16:20

平均速度 24.4km/h

カロリー 11722kcal

たくみ


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