サバイバラン 最終日

サバイバランの朝は今日も早い。朝4時に起床し、釜石までの50kmをこいだ。この区間は震災の傷跡が見ることができ、とてもいい経験になった。しかし、雨による転倒、雨により海は大時化で景色は最悪。僕らのテンションはドン底だ。

釜石到着後、僕らはリゾート列車で盛までの輪行をした。車内で食べた弁当、デザートは最高においしかった。途中で止まった恋が浜駅は恋愛スポットとして有名だそうだ。中安さんは全力で祈願していた。最高のように見える輪行だが、ここでも雨が僕らのテンションを下げる。全ての絶景スポットが非常に残念なのである。これには、ガイドさんも「生憎の天気ですが…」と、いうしかなかったようだった。

盛に着き宿の相談をしていると、地元に住んでいる橋本さんが声をかけて下さり、1泊させてもらうことになった。橋本さんはカラオケが趣味で自宅にカラオケボックスを設置するほどだった。最高に楽しかった。

気付いている人も多いだろうが、今日でサバイバランは最終日となっている。

どんなに坂を登っても見える景色は皆微妙。

奥入瀬渓流は奥入瀬濁流。                 

海はどこも大時化。

常に僕らの上には雲がある。

僕らの精神は限界を超え始めた。

誰かが言った。「チャリって古くね?」

その言葉に僕らの心は完全に砕かれた。

僕らはもうサバイバらん…。


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