キャノンボール【実行編】

※このブログはキャノンボール【準備編】の続きです

 

風向き、ルート、時間、装備が定まったところで大阪に旅立ちます。

浜松から大阪へ、お金に余裕がある社会人だと新幹線移動でしょうが、時間はそこそこにある貧乏大学生は2割引の学割を使い鈍行で4時間半の道のりです。それでも4000円…痛い出費です

 

というわけで大阪につきました。

本来ならばスタート地点である梅田新道の近くのホテルに泊まるのが定石ですが、OBの神谷さんのご厚意によって神谷さんの家に泊めてもらうことに…

夕飯をごちそうになったり、補給食を分けていただいたり、輪行袋などの荷物を東京まで郵送してもらったり…なにからなにまで本当にありがとうございましたm(_ _)m

 

そして当日の朝、神谷さんに車で送ってもらってスタート地点に…

 

xSjKJY0SQHKR3Xwyf6fxEw

___7:00 大阪府 梅田新道 0km

 

まずは国道1号線に沿って京都を目指します。

-7D9-iyrTqiNeDuyQO4AYw

___8:45 京都府 東寺 43.5km

 

東寺前で国道1号線は右に曲がります。

 

大阪市街では日曜の朝といえど、信号に引っかかりまくりましたが、京都ではグロスは24km後半まで回復しました。追い風も相まってあまり踏み込まずに35km/h巡航のペースで走れました。

 

___11:45  三重県 鈴鹿峠 110.5km

 

ここを超えれば鈴鹿市までずーっと下り基調です。

 

しかし、スタートから6時間半が経過し、時刻は午後1時半に。

ここで10月とは思えない約30℃の暑さが体力と水分を奪ってきました。

コンビニによるとタイムロスになるため、水分の追加は基本的に自販機で済ませていきます。

 

hmCe2Wu0RiyDOATcAFgPpg

___13:22 三重県桑名市の自販機 158.3km

 

名古屋では国道1号を通るとそこそこ内陸を通ってしまい距離的にロスになってしまうと考え、今回は途中まで国道23号を使用しました。

 

この区間はいくつかあった試走していない区間の一つで、思わぬ歩道橋の出現にシクロクロスごっこをするはめに…

それでもR1を走行するより時間短縮にはなるかもしれないのでここのところは研究が必要なポイントですね

 

そんなこんなで名古屋市熱田区近辺からR1に復帰して静岡へ

ここからの区間はSUCCの庭。目を瞑っても走れるんじゃないかと()

cKuOs9v5QkOvDAWPflEXbA

___17:25 愛知県豊橋市 251.5km

 

豊橋付近から頼りにしていた台風の追い風効果が若干消えてきたような気がします。

このことが後々に僕を苦しめていくことになっていきます…

 

聖地(写真上)を越えたらすぐにこんばんは静岡県

180kmにわたる長いお付き合いのスタートです

 

uqZC0zLxRt65Vm9D6HoP6Q

___18:20 静岡県浜松市 弁天島 272.0km

 

……空も暗くなってきたころの弁天島でチャリ部の同期3人が応援に来てくれました!

そこそこ疲れがたまってきているところでの知人の応援はほんとに力になりました!

 

弁天島で全体の折り返し地点というところでスタートから11時間20分。

ここではまだ40分ほどの貯金があったんです。

 

浜松市には一般人の言う峠よりもキツい峠が存在するんです。

___その名も「自宅峠」…

 

浜松に自宅があるのはキャノボをやる上で、どちらのスタート地点を選んでも同じというのがメリットなのですが、キャノンボール中にはちょうど精神的にキツくなってくるところがとてもデメリットなのです…

以前達成した初級キャノンボールでは駅前の旧東海道(R257)を走るルートでしたが駅に近づいたら帰りたくなるためR1を選択

 

そんなこんなでどうにか峠をクリアし、静岡へ

A9P-AuEsQ1m4d6q7uqy3lw

__20:39 静岡県島田市 金谷峠 329.2km

 

知る人ぞしるホテルで記念撮影。

鈴鹿以来の「普通の」峠、金谷峠もスッとクリアし…

簡単に静岡市にいけると思いきや…

疲れからか、ここにきてミスコース。5kmほどのロスをしてしまいました。

余裕がなくなってきた時間帯でのミスコースは体力はおろか精神的にも重く響きました

 

 

Pm358tlnQMG-Qv2ovLthDA

 

__22:02 静岡県静岡市(静岡駅) 367.0km

 

小さいようで大きなロスをして静岡市に到着

ここから体感的に向かい風が強くなっていきます

本来なら30km台後半は出る由比バイパスも20km台後半がやっとでした

富士沼津間の千本杉区間も向かい風…

千本杉は何度も通っているはずなのに追い風状態で走ったことないんですよね…

そうして最後の峠、箱根峠に入っていきます。

 

初級キャノンボールの時はインナーローで回してれば1時間くらいで着くという印象だったのですが、ここまでで約430kmという未体験の長距離走行と途中からの向かい風による脚の負担が響いてきます。

 

今回、ナビはスマホで代用していて、峠があと何キロで終わるかというところが経験的な推測によるもので、箱根(静岡側)からの経験が浅く正常な思考ができない状態で2キロ手前に頂上があると勘違い。

 

そして、ラスト2km残したところで足とメンタルが限界を迎えます。

 

「これはダメだ」と思い、一回休憩するために、歩道に自転車を倒し、大の字になって空を見上げました。(マジです)

この時深夜1:30…

明かりの少ない箱根の峠の空には満点の星がひろがっています

 

 

しかし、これが事実上の達成断念が決定の瞬間です。

 

ここまではどうにか達成ペースを維持してきただけに悔しさで空が潤んでいました。

 

サイクリング部のツアーで綺麗な空の景色はいっぱい見てきたけど、今思い返しても「印象深かった空ランキング」はこのときの空がダントツのトップかなって思います。

 

しかし、箱根さえ越えればあとは平担区間。

そこでグロスを回復できれば…と微かな望みを抱きながら、そしてすぐ隣で100km/h超のスピードでバトルしているポルシェに怯えながら頂上へ向かっていきます。

 

何度も足をつきながら…

 

g63rDxXqSKi4RKCS15bmYQ

 

__2:29  神奈川県箱根町(箱根峠) 446.3km

 

ここから芦ノ湖まで若干下り、若干登り、ダウンヒルをしていきます。

このダウンヒルをしている最中、疲労が理性で制御できる限界を越えはじめ、ふと気を抜くと2秒ほど記憶が飛んでいる感覚…

流石にこのまま走り続けると事故ると思い、一度自転車を降り、仮眠をとることに…

 

ここで完全に達成はあきらめることになりました。

 

このとき3:15、スタートから467.3km

 

 

…2時間半の仮眠をとり、ここで目標を完走に切り替えます。

 

小田原を過ぎ、平塚でスタートから24時間が経過

ZFWcrRnJT--8PpyNZEi7Zg

 

24時間本気で走って約490kmというのが今の自分ということです

次回はこれを550kmに持っていきたいところです

 

途中R134とR1との分岐で走りやすそうなR134を選択。

その後の戸塚駅も裏道を使い攻略。

東神奈川からは、R15を選択。

満身創痍の体で、休日ライダーにもバンバン抜かされながらも気持ちだけは日本橋へ…

 

横浜市の中心に入ったあたりから景色が都会っぽくなってきます

初級の時も感じたけど、都会のビル群が景色として目に入ってくると感慨深い気持ちになります

 

___そして11:20  東京都中央区日本橋 566.4km

cK4_UVK4S5qWIWO8TUmpig

 

スタートから28時間20分…大阪ー東京間キャノンボールを完走しました!

達成はしなかったけど、無事に自分の力で走り切ることができたという安心感、達成感でいっぱいでした。

 

ゴール地点ではtwitterでこの挑戦を見てくださっていたGUTTIさんとのっちさんが出迎えに来てくれました!

GUTTIさんはSUCCのOBで、ラーメンまでご馳走になってしまいました(おいしすぎて写真撮るの忘れてました笑)

2人ともキャノンボール達成者ということでいろいろなお話を聞いて次こそは達成したいなという思いが強くなりました。

 

東京駅から輪行して同じく東京都にある実家へ帰宅…

df-BTMXKQIqcDfxgmh6j2Q

夕飯に作ってくれた煮込みラーメン。

あったかい部屋で、あったかいご飯。

普段はそんなこと考えもしないけど、これだけで幸せだなーって感じるんです

…煮込みラーメン食べてから程なくして気が付いた時にはもう翌朝でした…

 

 

 

というわけで、長々と語ってきたキャノンボール挑戦ですが

今回の反省点を生かして、達成目指して再びチャレンジしていきたいと思います。

 

主な反省点として

・ルートの熟知度不足によるミスコース

・気温上昇による補給回数の増加(日程設定)

・風向きが向かい風になったときに踏み込んだ(軽いギアで高ケイデンスで漕ぐべき)

などがあげられます。

 

このブログを読んで、少しでも多くの人がロングライド、キャノンボールに興味を持ってくれたらなーって思ってみたり、思ってみなかったり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)