たくみの日本縦断 part3 九州編

前日の240km獲得2300mアップが体に来ているみたいで、起きれても体が「やめてーっ」って叫んでいる。理想としては4時ごろに起きて走り出そうと思っていたのだが、体が休みたがっているからと二度寝をした。

 

7;00

昨日に比べて大幅に遅いスタート。まずは唐津に向かう。昨日立ち寄った自転車屋にもどうして唐津に行くのかと聞かれるくらいのとこなのだが、意外と自分にとっては行きたい場所だったりした。佐賀から唐津の道のりは意外と登るのかと思ったけど1つ2つの峠を越える程度で思ったほどではなかった。

そして唐津到着。唐津市民俗博物館ってとこに来た。あるアニメの聖地ということで、折角後輩にストラップを餞別として貰ったので立寄る。

すると向かいの公園(これもアニメで舞台になっている)でこの暑い中草むしりしている人たちが。

話を聞くと草刈りオフ会みたいなことをされていたらしく、アニメの聖地を綺麗にという思いでやられているそう。

ちょうど草刈りが終わりのタイミングで、ついでにとアイスを貰った。草刈りしてないのにありがたいです…

「佐賀の唐津に来てもらえたことが1番ですよ」

この言葉を聞いて佐賀県の株がストップ高に。

唐津駅の前には、これもアニメの舞台となったアルピノが。

声を当てている声優さんがここで少し前にライブをやったらしいがよくこんな狭いところでやったな…と

そしてお昼は虹の松原の中にあるハンバーガー屋さん。せっかくなので「ゾンビランドサガコラボセット」を頼む。

初めて唐津市という場所に行って、今後また行く機会があるかどうか分からないけど、人、景観含めていい街だと思った。

実はこのパートは関門が1つあって、それが関門海峡だ。(だじゃれじゃなくて。でもこの言葉の由来ってこれかも?)

関門海峡の人道トンネルは22:00で閉鎖される。ハンバーガーを食べている時、時刻は11時半。あと10時間半で門司まで150km。ゆっくりしてると足止めを食らう可能性が…

というわけでここからはちょっとペースをあげて漕ぐ。ちょっとは観光をするけど。

元寇が襲来したときの防塁跡らしい。今となってはただの広場になってるけど。

福岡市街地は時間もないのでそのまま通り過ぎる。ただ、車と信号が多くて思うように進まない。

門司まであと50kmというところの薬局で水分補給。ここで今日の宿泊地の検討をする。しかし、夜通し走ってしまえば出雲に昼間に着き観光ができると思い、下関で宿泊することをやめる方針に切り替え。500kmのロングライドが決まった瞬間でもある。

とりあえず夜ご飯が食べたいと思って小倉へと急ぐ。適当に走ってると目の前に大きな橋が。自転車は通れないらしく、ルートを調べると10kmほど戻るらしい。若戸大橋、俺はお前が嫌いだ。夕暮れどきで無駄に綺麗なのが腹立たしい。

こんな自転車に優しくないとこあるかよと、北九州市へ怒りをぶつけたくなる。しかし、ちょっと進むとそこに「渡し船」の看板があるじゃないか。というわけでこれに乗る。150円だが安いものでしょ…

ちなみに、この船、北九州市営らしい。ちゃんと考えてるじゃん、怒ってごめんよ。

フェリーで川を無事に渡ることができて、九州最後のご飯。博多豚骨系のラーメンだった。確か「一平」ってお店だったかな。美味しかったです

店先に置いてあった自転車を見て、店長っぽい人が「このあとどこまで?」と聞いてきたので、「出雲までです」と言うと0.5秒くらいのフリーズののち、「結構いくねぇ」と。普通その質問を夜7時にして300km以上先の都市の名前が返ってくるとは思わないよね…

小倉から門司までは15kmほど、あとちょっとで九州も終わりかとしみじみ感じながら走る。対岸には下関の灯台や観覧車が見えて、いよいよだと思えてきた。20:00から下関で花火大会があったらしく、対岸から打ち上がる花火を拝むことができた。多分、今年見る最初で最後の花火な気がする。

そしてついに人道トンネルにたどり着いた。県境を跨いだのは20:22のこと。出発してから4日と5日だった。

予定より1日遅い通過となったけどやりたいことは全部達成できて満足できた。ただ、長崎のほうは遠回り過ぎて回れなかったからまたの機会に行きたい(普通に旅行で)。

ただ、この時、これから地獄が始まることになろうとは予想をしていなかった…

part3 九州編 完

part3 本州編に続く


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