昨日、富山魚津間の25kmをサボってしまったため、本来予定していたよりも長丁場になってしまう。
なのに、朝は起きられず、6時スタートのつもりが8時スタートに。疲れが溜まっていて動き出したくないのです。
この看板をみて250か…と思ってしまう。複雑な感情です。
ただ、アルトが前日に富山から新潟まで1日で漕ぎ切っていることを知ってしまい、負けてられないと密かに闘争心を燃やしていた。
まぁいろいろ思うことはあってもどうにかしてその日中に新潟に着かないと困るので前に進む。
富山と新潟の県境付近にある親不知までほぼ平坦で追い風。適当に回しても35km/hは出るので適当に回す。
親不知はしんどかった。中でもしんどかったのが、工事区間のため交互通行の箇所があったのだが、車を全部通してから自転車の順番で、最後を知らせる関係車両がその後からやってくる。なんとも言えないスピードで迫ってくるので焦って登る。
ほぼ登りきったところで、写真撮影スポットがあったのでパシャり。そこで府立大の人と会った。金沢に行ったあと乗鞍に行き静岡に行くらしい。強いなぁ…
新潟の方に行くんだったらめちゃくちゃ追い風ですよ。って情報を頂いたので少し嬉しくなる。親不知を越えると上越市までほぼ海沿い平地区間。追い風ビュービューなので飛ばしに飛ばす。
平均30の壁を超え、31km台に。レースかなってスタッツである。
時間的にも貯金ができたところで、今後もどうせ追い風だろうと思い、浜松400のご褒美として訪れるラーメン屋「あごすけ」にいく。
1時間ほど待たされたが、この日までの限定のつけ麺はとても美味しかった。浜松400で過去2回来た時も美味しかったのだが、疲労レベルが低い今回が1番美味しく感じられた。多分また来るよ。
そこからはまた130km、何も考えずに風に乗り続ける。だが、追い風だといくらでも踏めるせいで足が痛くなってきた。ここで、アップダウンが足に響く。
ちょっとどうでもいい話だが、上越から進むこと40km、柏崎市と刈羽村の間にある柏崎刈羽原発がこの青山町ってとこの区画にあるのだが、地図では拡大しても何もないのがちょっと不気味さを感じた。(ちなみにここもめっちゃ登らされた)
残り50kmってとこまで来て、陽が傾きかけてきて風向きも変わる。海陸風の関係なんだろうけど、死にかけている足に響く。
残り30kmのところで夕日がとても綺麗になる。今回の旅は夕日に恵まれている。登りのトンネルを抜けたらこの風景だったので、思わず声が出てしまった…
少し休憩して夕日を見て、さぁ頑張ろうって発進すると天地がひっくり返り体に衝撃が走る。
その正体はこいつ。
こんなとこにこんなの仕掛けたの誰だよ。もはやただのトラップじゃん。
自転車にも体にも大したダメージはなく走り続けられるのが不幸中の幸いというか。
この縦断では初となるラウンドアバウトを通り、新潟市中心部へ。
新潟に着き、夜ご飯に名産品を食べようと思ったのだが、あいにく「米」しか思いつかないので、もうそこら辺のでいいやってことで牛丼屋に入る。久しぶりの慣れ親しんだ味は最高だった。(写真を撮ろうと思う前に食べ始めていたので写真は割愛)
しっかり255kmを漕ぎきり、無事新潟に到着できた。
振り返るとほぼ平均30km/hというなかなかの高速移動であった。
part8 完